2017年02月04日:スペック表を.pngタイプに変更
2017年01月29日:Vvlhvllvに引っ越しました、一部テキスト変更・修正
2016年01月15日:写真一枚目を差し替え
2016年01月06日:データ追加。
2016年01月05日:写真を差し替え。
2015年11月08日:外出時のレンズ本体写真追加。レンズ調整内容のテキスト追加。
過ごしやすい天気になったなぁ~って思ったら、空の調子が悪くて、ここ数日毎日が曇ってます。
否ッ!
曇ってるなら曇ってるだけで美しい、空模様とは変化するがゆえに美しく見えて、その変化も愉しめばいいさ、と思います。しかしここ数日の空は、タダタダ、モワッと曇ってるだけ、如何にもスモッグですぅ~とアピールしてきてます。
中国の経済悪くなって、空気がキレイになるってことじゃなかったの?
レンズ専用ブログに記事内容を引っ越ししましたので、2016年以後このレンズについての記事更新はしません。
新しい情報はここから確認してください。
さ!FDマウント行きますよ~
AUTO MAKINON MC 135mm F2.8
今回は去年冬に買ったAUTO MAKINON 135mm F2.8 MCでいきます。
写真には敢えて写してませんが、赤・緑・黄の縦ラインがフードでスゴイ強調してきます。どうしてもダサい!に見えてるから、その角度の写真は使用しませんでした。
フードが内臓されているので、サッと出せてすぐ使えるんだが、微妙に隙間が大きいから、グラグラします。
取り敢えずレンズスペック
メーカー | マキナ光学 |
名称 | オートマキノン |
外見 | 黒 |
生産時期 | 1976年 – 1885年 |
焦点距離 | 135mm |
構成 | 三群四枚 |
絞り羽 | 6枚 |
絞り値 | F2.8 – F22 |
最短撮影距離 | 1.3m |
画角 | 18 |
コーティング | SC |
フィルター径 | 52mm |
寸法 | – |
フォーカスリング最大距離 | – |
重量 | – |
マウント | FD、M42、Fujika-X、etc |
相場 | 3,000円 |
生産国 | 日本 |
上位モデル | ナシ |
個体ナンバー | 831633 |
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MAKINON:生産していた会社は『マキナ光学』、日本国内じゃ旭光学、ニコンなどの大手に勝てないと理解したのか、海外輸出をメインに頑張ってました。レンズだけではなく、一体型カメラもアメリカの若者向けに販売はしていたが、数の問題なのか、価格は高いままであまり人気がなかった。
マキノンの良さは『安いくせによく写る』と思ってます。
1967年創業したマキナ光学の資料はネット上を徘徊してもあまり見かけることはありません。国内での販売よりも海外輸出を優先してきたから、お年寄りに聞いても知らない人多いくらい無名な会社。ebayなどで検索するとワンサカ出て来ます、そういう事さ。
基本的にレンズ販売はレンズメーカーらしく、同じレンズなのにいろんなマウントが用意されてます。時代の象徴であるM42、FD、C/Yなどなど。
それが原因か、部品は極限なまでに絞った様に感じます。無駄がないと言うか、切り詰め過ぎたというべきか。
絞りリングのプリセットがもう少し細かく区切ってもいい気がします。
とは言え、当時の技術に対してはいち早く取り組んできたんでしょう、MCコーティングを見事なまでに適応させた135F2.8の画質は素晴らしい。色もディストーションも申し分がない。廉価レンズにしては頑張ったと思います。
購入金額は240香港$だったと思います。とにかくクソ安かったから、いいもんみーっけ!って喜んでました。
そう思ったのは束の間。
初回の撮影会で『無限遠が急に出なくなる』問題に気づきました。
色々調べてみたけれど、前玉の固定リングが何故かうまく固定されていない事を発見。
コーティングは緑色。
マルチコーティングと考えてます。状態は非常によく、240HKD(≒3,500円)とは思えないほど。
わかりにくいから、赤い線の部分である前玉を抑える輪っかがどういうわけか、緩くて前玉が固定されない。
この現象は買って初回の撮影会で無限遠でないから気になりました。
2~3枚撮ると必ず指で輪っかを押して前玉の固定を確認しないとまともに撮影すら出来なかった。
治す方法は分かっても、道具がなかったから、あれ以後は一度も使わなかった。
ある方法を考えて、固定する事が出来そうだから、吸盤で前玉を引っ張り出せばいい。
抜き出すとこんな感じ。
手にしているものは前玉を固定するための輪っか、多分前オーナーがレンズを何らかのメンテナンスをするために外したのはいいものの、輪っかの固定方法が思いつかなくて戻したのが原因と思います。
因みにこの輪っかってねじ山は切ってあるけど、何故か相手部品はネジ山もなくてそのままスッポリはまるだけの構造らしい。一箇所だけ僅かな接着剤がついてるから、多分元は接着剤でくっつけたと思われます。
香港の日本城(ホームセンターって意味らしい)でのり粘土?っぽいものを購入。約200円相当。
完全固定ではなく、少しだけ有ればいい。
今後何らかの事も考えられるから、完全固定はメンテナンス的な意味でよろしくない。
ちょっとだけ失敗しました。
もう少し中に入れるべきかもしれません、取り敢えずくっついたからよしとしましょう。
(2015年11月08日追加分)
この方法を使うことで楽にレンズの固定は出来ましたが、実を言うと少しだけリングとレンズと筒の間には少しだけ隙間が出来てしまいます。僅かなもので気にしなければどうってことない!って考えていましたが、このレンズの無限遠は遊びが全くありません。僅かな隙間でも無限遠は出ません、一応応急処置としてレンズを抑えるリングに多少の圧力加えれば無限遠はでますが・・・。精神衛生上には宜しくありません。修理は後日にします。
無限遠でてるのかを即テスト
予想していたよりも上出来、テスト撮影に出かけてみます。
家の中は気づかなかったんだが、無限遠出てなかったorz
外でもう一度確認したら、微妙に押さえの輪っかが浮いてました。押し込んで解決。
国産レンズの良さである『どこまでもクッキリ』をよくわからせてくれる一枚。
この日はロシアパンケーキ50-2も同行させてます、開放すると強力なグルグルボケと対照的な優秀さが目立ちます。しかしオールドレンズを楽しむ意味では物足りない気もします。