20140204:Ver.0.2、テキスト修正
近頃マニュアルレンズに熱が入りまして、いろいろと手を出して見たいと思ってます。
うん、思ってるけど、お金が掛かるから思うだけで何も前進はしてません、でも願ってるだけではだめだから、とりあえずオートフォーカスレンズをマニュアルフォーカスに切り替えて遊んでみました。結果から言うとあんまり面白くない、と言うのもAFがあるのにわざわざ切ってMFにする行為自体がバカバカしくてね、それにAFレンズってセンサーの精度を高めるためにもフォーカスリングの回転角度がすごく長い。そして絞り羽が手動でコントロールできないなど、自動化時代の技術を真っ向から対抗してます。
以前にも紹介しましたCCTV35mmF1.7(左)と50mmF1.4(右)。
F2.8くらい、35mmF1.7と違ってクルクルボケは感じない。
F5.6くらい、四隅のケラレが結構顕著
どちらもCCTVレンズだが、50mmF1.4は旧型でフォーサーズまでしか対応されてません、EOS MはAPS-Cサイズになるので、これを付けるとケラレが発生します。一応カメラの自動効果でケラレを薄めにすることができますが、四隅がやや暗くなっているのが判ります。
絞り大体F2.4、クルクルボケがすごく出てるんだけど、これが好きな人もいる、はず・・・
F5.6くらい、やはりまわりの画質は落ちるが、これはこれでいい味。
F5.6くらい
35mmの場合はケラレこそ発生しませんが、外周はレンズの構造が悪くてどんなに絞っても必ずボケます(笑)。ボケが好きな方ならきっと満足できると思いますけど、画質優先の方にはあまりオススメできません。
それと見方次第でテイルトシフトレンズの効果にも見えます(汗)。無論シフトはできない固定式の画質で過度の期待はいけませんが。
画質面において、真ん中はかなりシャープ、多分周りの強制ボケが起きてるので、真ん中のシャープより引き出された気もします、特に逆光は弱く、フート付けたのにあまり効果は感じられません・・・。
ただ、50mmと比較すると色乗りは35mmの方が新しいだけに軍配が上と感じます。
なぜこのような効果になったのか、考えてみました。
おそらくこちらの35mmF1.7は50mmF1.4と同様フォーサーズ用を前提に造られたものと思います。そう、開発ではなく造られたレンズ。もともとは監視カメラ用のレンズをほぼそのままミラーレス取って付けました、センサーサイズが合わないので口径を大きめに設計変更したと言われてます。
ソニーやキヤノンがAPS-Cタイプのカメラを発売しましたのを見て、もともとあった33mmF1.6をとりあえずケラレ改善するために35mmF1.7に一部設計変更したと思われます、フォーサーズ用のレンズだから真ん中だけ解像すればいいので、レンズ外周の厚みや歪みは気にされてなかった、だけどAPS-Cの場合はその歪みも写りこんでしまうから、このようなクルクルボケが発生してます。
監視カメラの大手メーカーなので、監視カメラの実績は信頼できます(使えると言う意味だけで、耐久性は別)。