AK47

Posted: 2005年12月15日 カテゴリー: 2005年, オレと銃
世界三大アサルトライフルとして、アメリカのM16、ドイツのG3、そして旧ソ連のAK47。
1941年、ミカエル・カラシニコフ軍曹が戦争中でドイツ軍が使用しているMP40の威力にショックを受け、その後負傷した部隊に配属され、銃工に転職。
早速ショートマシンガンを開発しようとしたんですが、当時の技術ではまた無理があるため、一時的にボツとなりました。
1946年、ドイツのMP44(バージョンアップしてる・・・)を参考にアサルトライフルを開発し、時期が成熟したのか、今度は最後まで完成できた。それがAK47。
7.62口径でフルオート、大口径である故、安定性としてはお世辞にも言えないが、構造がシンプルなだけに整備はほぼ無用。極悪な環境でも弾詰まりの可能性が少ない、更に操作が簡単なだけに訓練に要するための時間は少なくて済む(=最低限の訓練さえ有れば立派な戦士になれます)。ベトナム戦争で多くの民兵がAK47を使用したことから、ベトコンとも呼ばれるほどになった。当時の戦闘では一般市民に偽装した兵士が米軍に対して奇襲を奇襲をかけるなど、散々アメリカ軍を苦しめ(つーが帰れよ・・・)、AK47の形は恐怖とも言える存在です。
その後、構造がシンプルなだけにライセンス品やコピー品が大量に生産され、旧ソ連の東側諸国への大量の武器支援も相まって戦争、紛争、テロと有りとあらゆる場面でこの凛々しいAK47の姿を拝める事ができる。あまり関係ない話ですが、木製部品が多いのは、鉄やプラスチック部品では悪寒のちにて皮膚と銃身が凍結して、皮を剥けてしまう恐れがあるからそうだ。シベリアの知恵というヤツですね。
現在ロシア軍が採用しているアサルトライフルは既に後継であるAKMやAK74に更新し続けております。ただ、旧ソ連圏内には相当の国がAK47を採用してるので、時間は掛かりそうだ。
 他に、SEALやSASなどのような特殊部隊は敵地に潜入作戦用として改良を施したものもあるらしい。原因は発射音は同じAK47であるだけに敵を欺く事が出来る上、強靭でシンプルな発射システムに戦地での弾薬調達が簡単などで理由になったそうです。
余談ではありますが、普通に使えば100年は動いてくれるそうです。また、10年間地下に埋まってたものを下り起こしてもその場で通常通りに撃てるとの報告もされてます。
 世界各地で使用されてるだけ有って、その生産数量は計り知れない、一説によれば世界中に生産されたAK47は全部で1億丁は有るだろうと言われてる。
また、最近日本の防衛庁が研究目的で調達したブツの中にもこのモデルの現代版が含まれているそうです、他にはIRA(アイルランド共和軍)が放棄した多量の武器の中にもAK47のお姿が相当の数で確認されてます。
もっと身近でお姿を拝もうと思うなら、中東関係のニュースをご覧になってください。

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