中国は大きな国です。
歴史は短いけど、この地には滅びたいくつかの国の歴史は存在してます。
公式13億(14億?)を誇る世界最多の人口を保有してます。
当然すごいやつはスゴイし、ゲスいヤツも超ゲスいし、鬼畜マニアも世界の鬼畜ランキング上位に食い込むに違いありません。
そんなスゴイ中国だけど、YONGNUOを続いて、第二のレンズメーカーが立ち上がりました。
http://www.venuslens.net/
瀋陽中一光学ってメーカーもりますが、あれはミタコンを買収した会社だから、面白みに欠けてます。
一応計算に入れるとLAOWA VENUSは第三と思います。
このレンズは購入してません、予定はありません、欲はありません、考えもありません。
中国安徽省合肥の長庚で2014成立した新しいレンズメーカー。
数人のマニアが資金集めて『オレ達のレンズ』を作りたいがために成立させました。
LAOWAとは中国語『老』の音をピンインでの読みです。そのまま翻訳すると『年老いた蛙』って事なんでしょうが、公式説明がないからわかりません。
勝手に解釈を付けるなら、中国での蛙はぴょんぴょん跳ねるイメージがあります、このぴょんぴょん跳ねる動詞は『蹦(Beng)』ですが、人生の中で活躍する人の所作を『蹦』と形容することがあります、そして年老いた人はこれ以上出世できなくなる=跳ねることができなくなる事を形容するとき、『蹦不起來』と表現することがあります。
これ以上ぴょんぴょん跳ねることが出来ないほど年老いた蛙たち・・・だったり・・・と思いますが、どうなんでしょうか。
いつか本当の意味がわかったら別途修正します。
LAOWAは会社名、レンズブランドはVENUSEと名前を付けてます・・・、ココらへんセンスないよね。何っていうか、批判的な意味じゃないけど、ダサい。
2014年成立して60mm f/2.8 Ultra-Macro 2:1を余に送り出してます。
所謂二倍マクロレンズ、通常のマクロレンズは1:1が基本ですが、こいつは2:1。
通常1:1と言うのは、CMOS上に被写体の寸法が同寸法って意味です、言い換えると、アリの大きさが2mm×1mmと仮定して、CMOSのサイズ(24mm×36mm)に対し、そのまま1:1で撮影されます。
レンズには倍率が儲けられて、50mmレンズ(EF50/1.4)の倍率は0.15です、つまり2mm×1mmのアリはEF50/1.4で撮影した場合、CMOSに写ったアリのサイズが本来の15%になります。2mm×1mm=2m㎡の15%、0.3m㎡となります。
この2:1は2mm×1mmを二倍にするため、CMOSには4m㎡のアリが写るため、普通のマクロレンズよりも大きく写ることが出来ます。
それが特徴でもあります。
今市販レンズの中で1:1マクロレンズは各社から発売されている中、2倍マクロはありません(キヤノンにはMP-E65があります)。
そして価格も高くて『ちょっと遊んでみたい』程度では手が出ません。(そもそもマクロレンズはマニア向けですけど)
その点を突いたのがこの60mm f/2.8と思います。
二倍マクロが撮れて希望価格がUS$479≒65,000円、市販価格1,680元=32,000円。
ただし、いいことばかりではありません。
このVENUS・・・、やっばエグいネーミングです。
じゃなくて、この60/2.8は完全なマニュアルレンズ、モーターは入ってません。また、レンズはAPS-C専用、FF機に付けるとケラレます。ま、そこまでの技術力と財力だから、あまり無茶なことはさせられません。
メーカー |
LAOWA |
名称 |
VENUS 50mm f/2.8 2:1 |
外見 |
黒 |
生産時期 |
2014年 – |
焦点距離 |
60mm(APS-C専用) |
構成 |
7群9枚 |
絞り羽 |
14 |
絞り値 |
f2.8 – f22 |
最短撮影距離 |
18.5(2x) |
画角 |
25.3 |
コーティング |
MC |
フィルター径 |
62mm |
寸法 |
70×95 |
フォーカス最大距離 |
– |
重量 |
502g |
マウント |
EF,F,FE,K, |
相場 |
30,000 |
生産国 |
中国 |
最近ではAPS-C専用14mm F4も発売するとか。
買わないけど面白いレンズを作ってます。