常宮神社

Posted: 2010年9月27日 カテゴリー: 2010年, オレが行った神社, 福井観光

本日は雨です。
秋の朝から乾燥してるから呼吸関係が若干弱いフランクにとってやや寝起きの気分がよろしくありません。
(2012年6月2日写真サイズを614に再調整、文書も一部追加・修正)

さて、常宮神社じょうぐう じんじゃ)です。
同じ敦賀の遠征で間違いなくここがフランクにとって北側への最北とおもいます。
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創建:0年前後(大宝三年(703年)に修復)
社格:県社、式内社、論社
福井県敦賀市常宮13-11に鎮座

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一の鳥居は丁度日本海に向かってます。
いい風が吹いてますので歩きつかれたときに是非一息を。

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都からかなり離れている場所の神社でも歴史だけは相当古い、神宮皇后のお言葉にも出てくるほどその実在性が確認されてます。ここに来る人は殆どこの神社を狙ってくる以外は地元民くらいしかないと思います、なんでだって敦賀半島の東側に鎮座してますし、近くには海水浴場くらいしかない。
因みに来訪は必ず車で行きましょう、歩きはとてもお勧めできません。調べたことはありませんが、ザックリ10kmほど距離はあると思います、足腰に自信があっても帰りの事も考えましょうね。
一応近くにはホテルらしきものはありませんから。

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手水舎
飛鳥時代の神社は実を言うと数えられる程度の社数しかありません、殆どが近畿に集中してますからコンプリートも夢じゃない。根気よく回れば・・・、日本にいればの話。

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お使いは亀ちゃんらしい。
創建当初は独立した神社でしょう、それを神宮皇后の時代で気比神宮の奥宮に編入されました。
そして明治九年、理由は良く分かりませんが気比神宮から独立されました。

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神門
悠久の歴史を持つ神社には色々と設備も多い(若い神社も豪華にづくられることはありますが、敦賀半島の立地条件で考えると神門は珍しい)。

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敷地面積は結構大きい、神苑も持ってますので色々と見るものもあってお勧めします。

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本殿及び拝殿
本当にここが敦賀半島なのか?と疑いたくなるほど豪華な造り。
式内社と論社の称号を持ってます。
式内社は敢えて紹介することはないので知ってる人は知ってると思いますが、論社とは「記録とほぼ同じ内容であると思われる神社」って意味らしい。要するにこう言う古い神社は記録された文字よりも古いので、本当に記録内容と一致しているのかどうかを証明できるものがないときに付けられる称号。
もっとも常宮神社は色々と資料の称号結果、ほぼ一致してます。

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本殿の歴史はそれほど古くありません、ザックリ三百年しかない。

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飾りから柱まで丁寧に飾られてます。

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相当な時間を経過したので、やや雨に削られてます。

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本当に園内の管理が行き届いてます。
よく見るとこれは二本の木が寄り添って成長してます。
神主さん、本当にご苦労様。

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本殿
前室付三間社流造

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本殿だけなら三間社流造

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「常宮大権現」と書いてます。

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本当に美しい
一日中ここにいてもいい

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社務所
神主さんは毎日います(園芸をがんばってます)。気づかないかもしれませんが、境内でなんか作業してる人が神主さんと思ってください。

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お宝
かなり珍しい「新羅鐘」と呼ばれる鐘で太和七年(833年)のものだと言う記載が残ってます。
加藤清正が持ち帰ってきたものと伝えられてます、敦賀半島は朝鮮と距離が近いので、豊臣時代で出兵した際に使用した港で帰国の際に鐘をここに安置したと思われます。
相当古いものなので昭和二十七年(1954年)国宝に認定されました。
因みに本殿は県指定文化財。

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説明

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